2026-10-03
豊胸手術前の検査、健康でも必ず受けるべきですか?
豊胸手術の準備は、麻酔のための検査と手術2週間前からの生活管理の2つです。健康な方でも血液検査・心電図・胸部X線検査が必要な理由や、禁煙・禁酒、薬・ダイエット注射の中止、当日の絶食・服装のポイントを解説します。

豊胸手術の準備は、2つあります。
麻酔のための検査と、手術2週間前からの生活管理です。
カウンセリングで繰り返しご説明している内容をまとめました。
健康な方も検査は必ず受けてください
「普段から健康なのに、検査は必ず受けないといけないのでしょうか。」
よくいただくご質問です。
見た目に健康でも、ご本人が気づいていない健康上の問題が検査で見つかることがあります。
自覚症状がまったくなかったのに、肝機能の数値が高く出たり、
白血球や血小板の数値が正常範囲から外れている方も、実際にいらっしゃいます。
基本的な検査は、血液検査、心電図、胸部X線検査の3つです。

血液検査では、貧血、出血リスク、感染の有無、肝機能を確認します。
心電図では、心臓が麻酔に耐えられるかを確認します。
胸部X線検査では、肺と心臓の状態を確認します。
全身麻酔は、単に「眠ること」ではありません。

麻酔科専門医が体の状態に合わせて、薬剤の種類、
用量、投与方法を決める過程です。
検査結果があってはじめて、その計画が立てられます。
手術2週間前から控えること
禁煙と禁酒は、手術の2週間前からお願いします。
喫煙と飲酒は、どの手術においても注意が必要な要因です。
アスピリン、抗凝固薬、ビタミンE、オメガ3などの薬も、2週間前に中止していただきます。

手術中の出血リスクを高めるためです。
服用中のお薬、サプリメント、漢方薬、健康補助食品は、種類を問わず事前にお知らせください。
アレルギーや過去の麻酔経験についても、同様にお伝えください。
ウゴービ、マンジャロなどのダイエット注射は、別途お申し出いただく必要があります。
これらの薬剤は、食べ物が胃に留まる時間を長くします。
前日から絶食していても胃が空にならないため、麻酔中に誤嚥性肺炎のリスクが高まります。
米国麻酔科学会(ASA)は、週1回製剤について手術の1週間前の中止を推奨しています。
手術前日と当日
手術の8時間前から絶食となります。当日、病院のロビーでコーヒーや水を飲むと、麻酔が難しくなります。直前まで絶食を守ってください。
マニキュアやジェルネイルは落としてください。パルスオキシメーターのセンサーは爪に装着するため、測定が難しくなります。
ピアス、金属製のアクセサリー、コンタクトレンズ、まつ毛エクステは外してください。手術中は電気メスを使うため、体に付けた金属は危険です。
手術当日は、前開きのジッパーやボタンがついたゆったりした服でお越しいただくことをおすすめします。
前日は、軽めの食事と十分な睡眠を心がけることが大切です。
よくあるご質問
普段から健康でも、豊胸手術の前に検査は必ず受けるべきですか?
はい、健康な方でも必ず受けていただく必要があります。見た目に異常がなくても、検査で肝機能の数値や血小板の数値などに異常が見つかることがあります。麻酔科専門医が安全な全身麻酔の計画を立てるために、血液検査、心電図、胸部X線検査の結果は欠かせません。
豊胸手術の2週間前から中止が必要な薬はありますか?
はい、出血リスクを高める薬は中止が必要です。アスピリンや抗凝固薬はもちろん、ビタミンEやオメガ3などのサプリメントも、2週間前から服用をおやめいただく必要があります。服用中のすべての薬、サプリメント、漢方薬は、事前に医療スタッフへお伝えください。
ウゴービやマンジャロなどのダイエット注射も、病院に伝える必要がありますか?
はい、必ず事前にお申し出ください。ダイエット注射は胃からの排出を遅らせるため、絶食を守っていても食べ物が胃に残り、麻酔中に誤嚥性肺炎を起こすリスクがあります。米国麻酔科学会の推奨に基づき、週1回製剤は手術の1週間前に中止していただく必要があります。
手術前にネイルアートやピアスを外す必要があるのはなぜですか?
患者さんの安全なモニタリングと、やけど(熱傷)の防止のために必要です。爪のマニキュアやジェルネイルは酸素飽和度の測定を妨げ、ピアスや金属製のアクセサリーは、手術中に電気メスを使う際に危険が伴うため、必ず外していただく必要があります。
手術前の絶食中に、水やコーヒーを飲んでもよいですか?
いいえ、水やコーヒーを含め、一切の飲食はお控えください。手術の8時間前から徹底した絶食が必要です。当日、病院のロビーで飲む少量の飲み物でも麻酔が難しくなる可能性があるため、直前まで絶食を続けてください。